週末に親元に帰ったついでに梅田に寄ってシン・ゴジラ観てきたよ。
ちなみにゴジラ映画観るのはすごい久しぶり。20年ぶりとかじゃなかろうか…ビオランテとかあの辺で記憶が止まってる。
そんなわけで久しぶりのゴジラだったんだけど、もう…もうな…むちゃくちゃ面白かった…ゴジラ強すぎる…政府や自衛隊の人かっこよすぎる…
もうなー、まだ観てないって人1人1人に、「えぇ！？まだ観ていないだって！？それはいけない、さぁ今すぐにでも劇場に走るんだ！早く！！」って言って回りたいぐらいテンション上がる凄い作品だった。世界が…煌めいて見える…！（それ違う映画
ゴジラが出てきて街をめちゃくちゃにするシーンで、これ色んな災害やら事故やらを思い出すって事で叩かれるんじゃ…って心配しながら観てたけど、この映画の本質はそこじゃなくってそんなめちゃくちゃ大変な困難に普通の人たちが如何に立ち向かうかって所で、そこが本当にアツくて素晴らしくって感動した。
「日本vsゴジラ」ってキャッチコピーなんだけど、それも納得っていうぐらい大勢の人が総力を結集してゴジラに対抗する様が本当に良かった。1人ないし少数のスーパーヒーローがどうにかする物語もアツいけど、こういうほぼ名も無き人々の力を結集して…ってのも良いよな…
なんかこう、上手く言えないんだけど「組織の歯車」って言うと悪いイメージあるけどこの映画観るとそれも悪くないなって思えるというか…ちょっと違うか、とりあえず観終わった後、自分は自分の役割を果たすか…仕事頑張るか！！っていう前向きな気持ちになった。いい映画だよ本当…
人物の掘り下げが最小限なのに最大限の効果を出している感があるのも凄いなって思った。登場人物は皆組織の歯車として己の仕事を全うしてるんだけど、だからと言って感情の無いマシーンかっていうと全然そんな事ない。数日シャワーも着替えもしてないから臭うぞ、とか休憩中に家族にメール送ってるとか、合間合間に一瞬挟まるカットが人間味を出していてすごく良いんだよな…中盤、アメリカから来た特使の姉ちゃんが出てきて政府に無茶言ってくるんだけど、他の映画だったらその姉ちゃんと主役っぽいポジションのおっさんがいつの間にか恋仲になりそうなモンなのにそういうのも全く無い！
同様に、無能だとか自己中だとかで無駄に足を引っ張る奴もいないってのも話がテンポ良く進む事に貢献していて、完全に2時間全部「ゴジラが出てきた！ヤバい！どうする！？」だけで使ってるのが気持ちいい…
あと総理大臣がかっこいいんだよなー。映画でもマンガでも、総理がかっこいいって思ったの初めてだ。大体無知や保身のために事態を悪化させたりするのに…逃げ遅れた人がいるのでゴジラへの攻撃を中断した時に「日本国民に自衛隊の戦力を向けるわけにはいかない」みたいな事を言うんだけどそのシーンがもうめちゃくちゃかっこいい…結果だけ見ればあそこで逃げ遅れた人巻き込んででも攻撃してた方が被害は少なく済んだかもしれないけど、それでも避難を再優先するっていう姿勢な…かっこいい…
ところで僕はゴジラがクチから熱線を吐くシーンが昔から好きなんですよ。まぁかめはめ波とかスペシウム光線とか1stガンダムのビームライフルとか、必殺技って無条件に憧れるよねみたいな…で、ゴジラと言えば熱線なので、今回の映画では熱線を吐くシーンをもったいぶったりするんじゃなかろうか…って心配してたんだけど杞憂だった。ガンガン吐いてボカボカ破壊してた。むしろクチ以外の場所からも熱線バンバン出してた。無敵かよ…！
その熱線も、ガスバーナーみたいな感じで温度が低い時は赤い炎なんだけどどんどん温度が上がると青白く、炎の形もビームみたいな形になって音もｷﾞｨｨｨｨｨﾝって感じになって洗練された感があってめちゃくちゃかっこいい。監督つながりでエヴァとコラボしてたけど、これエヴァがあっても勝てんのか…ってぐらい強かった。エヴァがいても結局本編のヤシオリ作戦みたいな事になったんじゃないかな…
とりあえず映画観た後は戦車やヘリよりも放水車や普通電車の模型欲しくなるな。あんなにかっこいい放水車や普通電車観たの初めてだわ…
まぁそんなわけですごく良かった。
ゴジラとか全然知らん、怪獣映画や特撮映画観ないって人にも観てほしい…ゴジラは自然災害を擬人化…人じゃないか、擬獣化？したモノで、そういう突然起こったどうしようもない理不尽というか苦難に対して皆が知恵と力を結集してなんとか乗り越えようとするアツいドラマだから……
てか僕もまた近いウチにもう1回観たい。BD出たら欲しいな…IMAXとやらでも観てみたいな…4DXは…酔いそうだからちょっといいかな…
